千歳科学技術大生がiPad と FileMaker を利用した業務システム作成体験セミナー」(札幌)に参加

FileMaker社主催の「【初心者向け】 iPad と FileMaker を利用した業務システム作成体験セミナー」(アスティ45,札幌)に参加してきました。

これまでにも色々とお伝えしたきたように,本学はFileMaker社とキャンパスプログラムという提携を結んでいます。学内の全ての教育用PCにはFileMakerがインストールされていて,学生は自由に使うことができます。

例年ですと2年生前期に開講されていたFileMakerを活用する授業が,カリキュラム変更の狭間にある今年は非開講となり,現在の2年生たちは3年時秋まで授業を待つ必要があります。そんな折,FileMaker社主催の「【初心者向け】 iPad と FileMaker を利用した業務システム作成体験セミナー」が札幌で開催されました。本学のFileMakerサークルの1〜3年生の学生や私の研究室で活動する3年生,曽我研究室の活動に興味があるという2年生などに声がけしたところ,5名の学生たちが積極的に参加してくれました。

土曜日の午前10時から午後1時までのセミナーでしたが,FileMaker初心者の2年生などもFileMakerの基本構造や操作などを十分に理解でき,非常に濃い内容でした。私もプロの講師による講義のツボなど大変参考になりました。

終了後,学生たちと軽食を取り解散しました。これからの学生たちのFileMakerを使った活動に大いに期待したいと思います。

3年生が早速,基礎実験

先日,曽我研究室への配属が決まった3年生ですが,早速研究室活動を手伝ってくれています。本学では,3年時終了時点で研究室配属を決定し,その後4年生以降,科目の一環として「卒業研究A」(春)および「同B」(秋)が始まります。従って,この時期の活動は全くの自主ゼミということになります。なお,今季は4年生の卒業研究Bが月曜日と木曜日に開催されています。3年生の都合を聞くと木曜日は参加できるとのことで,4年生と一緒にゼミを行っています。

本研究室で住宅メーカー様と行なっている温度センサーに関する研究活動ですが,断熱処理を施した屋内の温度傾向を把握したく,3年生に頑張れと言ったところ,自前で実験器具を工作し,夜遅くまで作業をしてくれています。

これまで,様々な活動を行ってきた本研究室ですが,初めて理工学部らしい(笑)実験を行っています。成果もそこそこ分かり始め,温度センサーを使った実験に寄与してくれそうです。

頑張れ3年生!

三年生歓迎会

今年も曽我研究室に,精鋭の三年生T君,M君が配属されました。

少々遅くなりましたが,先日4年生主催による歓迎会を千歳駅周辺で行いました。これまで,歓迎会などで全員が揃うことが少なく,写真を公開する機会が乏しかったのですが,今年は以下に示します!早速彼らが頑張っている様子は別に書き込みます。先ずは,配属おめでとう!

住宅センサーシステム

千歳市内のハウスメーカー様と共同で,住宅センサー(フランスのNetatmo)を用いた研究活動が佳境を迎えています。

先ずは,当初より予定されていた二軒お隣に引っ越し(笑)。これが大変。前日夜から千歳市は大雪に。対象家屋がモデル住宅のため,普段は住人が不在です。そこで,関係者で雪かきです。それも,移設元と移設先二軒分です。この日は札幌も大雪で,私は自宅の除雪を済ませてきたばかり,三軒分の除雪は少々キツかったです。

さて,除雪後はセンサーの移設です。ハウスメーカー様がセンサーに可愛らしいチラシを付けてくれていました(笑)。Netatmoのセンサーはデザインがオシャレなのでメーカー様には好評です。ハウスメーカー様が,外に設置するセンサー用に百葉箱を作ってくださいました!流石は建築業者様!と感激いたしました。

センサーは5分に一回各種データをNetatmoのクラウドにアップロードしています。Netatmoのアプリも大変よくできていますが,我々はFileMaker16がJSON形式をサポートしたので,クラウドにアクセスして独自データベースを構築し,これをiPadで可視化します。

移設後は新居のWi-Fiに設定をし直しました。センサーには個別に名前をつけることができるので,新居の部屋に合わせた分かりやすい名前に設定し直します。

将来的に,複数のモデル住宅に設置することを念頭に,センサーの管理もできるようにFileMakerでアプリ設計を行います。

こうして千歳市の気象情報を目の当たりにすることが多い曽我研究室ですが,とにかく千歳市の寒さには驚かされます。先日など,こちらのモデル住宅周辺の外気温が氷点下15度を下回っていました。

研究を担当しているT君も間も無く研究の取りまとめに入ります。頑張ってください!

大学祭ミニドローンプログラムイベントのお礼

今年も千歳科学技術大学祭(10月15日)において曽我研究室として参加・出展致しました。今回は,ミニドローンを用いたプログラミング教育(Swift Playgrounds, Apple)を行いました。

当日はお子様連れの保護者の方々など,30名ほどの皆様にお集まりいただきました。改めてお礼申し上げます。準備段階では不安でしたが,研究室4年生のT君が素晴らしい準備と対応をしてくれました。本来いる他の研究室学生らはあいにく,他のサークル活動や研究活動で参加できませんでした。このため,急遽私もお手伝いしましたが,T君の活躍は私の出る幕などなくてもよかったぐらいです(笑)。

二人で,プログラミング言語のコマンドについては,英語は読めないことを前提に考えました。このため,簡単な日本語で表現(どべ!,待て!など)したカードを準備し,これを正しい順番に並べるところから始めました。その後,カードを裏返すと,コマンドが書かれていますが,これはSwift Playgroundsで示されるコマンド一覧から同じものを選ぶだけで事足りました。このためチビッコでもコーディングができました。

3歳から10歳ぐらいまでのお子さんが多く参加されたのは驚きでした。,みなさんミニドローンのプログラミング飛行に成功しました。中にはすでにプログラミングの塾に通っているというお子さんもいらっしゃって,見事なプログラムによる飛行を見せてくれました。

ミニドローンをプログラムで飛ばす(動画)

自分のプログラム通りにドローンが飛行すると,皆一様に笑顔になる様子を見ると,私たちも嬉しくなりました。プログラミング教育は2020年から小学校で導入されます。今後様々なプログラミング教育の方法が出てくると思いますが,大いに楽しみです。

来年の学生たちはどんな取り組みをしてくれるでしょうか。今から楽しみです。

ミニドローン”Mambo”とSwift Playgrounds

本研究室では,2年ほど前からParrot社のドローン“Bebop”を使っていました。観光地などの撮影などに使用してきましたが,今回,2年ぶりにもう一機購入してみました。同じParrotのドローンですが,手のひらサイズのミニドローン”Mambo”です。

このミニドローンですが,専用モバイルアプリでコントロールできるのは勿論ですが,それだけではありません。AppleのiPadを使ったプログラミング学習環境であるSwift Playgroundsを使うと自分で飛行制御するプログラムが書けるのです。Swift Playgroundsについては以前もこのブログで紹介しましたが,本学の学生たちには,プログラムを楽しく学べると,とても好評でした。

今回は,このミニドローン”Mambo”とSwift Playgroundsを使って本研究室が毎年大学祭で行ってきた研究室紹介で,子供達とプログラミングを楽しんでみようという試みです。どのような取り組みになるのか,まだわかりませんが,まずは学生たちと一緒に試してみたいと思います!

追伸:

その後,Swift Playgroundsを使い,プログラミングでコントロールできました。その際の様子を動画撮影しました。

Swift Playgroundsのプログラムでドローンを操作する動画です。

Netatmo weather station

というわけではありませんが,Netatmo Weather Stationを沢山購入しました。研究室のT君が使います。

当初研究室で実験していた屋外モジュールは先週末に電池切れになってしまいました。おおよそ3ヶ月間ぐらいでしょうか。意外に電池を食うのかもしれません。

新しく購入したのは屋内追加モジュール3台と親機と子機1セットです。普通の方は親機と子機のセット1セットのみの購入でしょうが,今回は子機を複数台使うのでこんな感じになっています。

新たに購入した親機と子機のセット(写真手前の箱の中)はこれまでと,表面仕上げが異なっていました。

どうもNetatmoの輸入元が変更になったらしく,一時期親機と子機のセットの購入が時間がかかる状況だったのですが,案外,製品仕様も異なったのかもしれません(製品番号末尾に”C”が付いていました)。

Netatmoはその取得情報をマッピングできるのですが,北海道でも使う人が増えて来たのか,Web上には結構な数が表示されます。

また,以下のように個々の機器で計測値に若干のばらつきが出ます。

さて,T君の研究が捗ることを期待します。

Appleが発表する論文

その昔,スティーブ・ジョブズ時代までとは異なり,近年のクック体制のもとでApple社は積極的に論文を自社サイトに掲載するようになりました。多くの研究者が所属するApple社ですが,自社製品の守秘義務などからこれまでは研究内容が公表されることはありませんでした。

次期iOSであるiOS11の目玉機能としては,機械学習とARなどが予定されています。Appleは,機械学習に関する論文サイトを作り,すでに何本かの論文が掲載されていますが,以下はその一つで,Siriの合成音声に関する内容です。ちなみに,同社の論文が “a Best Paper Award at the 2017 Conference on Computer Vision & Pattern Recognition”を受賞したそうです(!)。

Deep Learning for Siri’s Voice: On-device Deep Mixture Density Networks for Hybrid Unit Selection Synthesis

日頃私が所属する学会では研究成果は精々PDFベースによるものなのですが,こちらは,下部に実際のOSバージョン別による音声の比較ができるようになっています。その昔,Webが登場した背景は,膨大な研究成果をシェアするということがその目的だったわけですが,まさにこういう目的で利用されるべきですね。EDUPUBもiBooksも文献に向けてもう少し積極的になってほしいと願います。

ちなみに,iOS9/10までの合成音声とiOS11では素人の私でもその違いがわかります。ぜひ,聴き比べてみてください。

学生がSwift Playgroundsに挑戦

本学の学生たち(2年生,4年生など)に,授業中,Swift Playgroundsを体感してもらいました。

iPadの台数に限りがあったので,二人一組で相談して,交代しながらゴールを目指してもらいました。特に,数台は私のiPadを貸し出したので,学習履歴が残せなかったのは残念です(一つだけ残せる仕様です)。基本的には,ユニークなApple IDで学習させなくてはならず,この点は導入のネックです。

選んだ「プレイグラウンド」は,ミニマムな内容の「Hour of Code」です。「コマンド」,「関数」,「forループ」の各ステージがあります。

一番早いグループは40分弱程度で終わりました。一番時間がかかったグループが60分ぐらいで,残念ながら最後までは終わりませんでした。しかし,初めて触れるプログラミング言語にもめげず,何よりも,笑い声をあげて,楽しみながら作業する学生たちが多かったのが印象的でした。ぜひ,またやって見たいですね。

札幌国際大学・博物館でフィールドワーク

今年度も札幌国際大学・博物館にお邪魔しました。昨年度に引き続き、ICTによるフィールドにさせて頂きます。今年度、私たちの研究室で利用可能になったinstaVRによるコンテンツを、坂梨先生にお見せしたところ、利用の可能性が山ほど出てきました(笑)。

その後、学生たちは、いつもの様に順路に従って坂梨先生に30分ほどかけてご紹介いただきました。いつもの事ながら、坂梨先生の立て板に水な解説には感服いたします。

 

一通り伺った、博物館の特徴や、ディスカッションで得た問題点などをもとに、これからじっくりと今年の卒業研究の取り組みを練っていく予定です。楽しみです。