Claris Engagement Japan 2022の学生紹介が公開

FileMakerで有名なClaris社によるイベント “Claris Engagement Japan”が今年もオンラインで開催されました(2022.10.26-10.28)。対面で開催されていた頃,私も参加させていただいたこともありますが,FileMakerの様々な応用事例などに触れることができる,大変有意義なイベントです。

今年は,Claris社のキャンパスプログラムを採用している本学で,私と一緒に「ユーザインターフェース」の科目をお願いしている有賀先生がこの授業の成果の一端を動画にまとめていただけました。先日,今年のイベントの様子がYouTubeで公開されました。以下は,授業の受講生3名へのインタビューなどを紹介した動画になります。

「コロナ禍を乗り越えて,身近な問題を学生目線でアプリ開発を通じて解決」:Claris社,YouTube

この科目の詳細は,動画で有賀先生が説明してくださっていますが,FileMakerで完全なアプリを作ることが目的ではありません。しかし,この動画で紹介している3名の学生(情報システム工学科,三年生)は,春学期15回の授業が終了した後,自分たちのFileMakerで構築したアプリを完成するまで手を加え続けました。授業時間外の休日などでも,自分たちの課題と向き合い,取り組み続けました。この粘りには感服いたします。

ぜひ,公立千年科学技術大学リケジョの取り組みをご覧ください。

PCカンファレンス北海道2022で学生が「プレゼンテーションスキル賞」を受賞

今年も,コンピュータ利用教育学会主催の「PCカンファレンス北海道」が開催されました。今年もオンライン開催でした。

本研究室からは,3件の発表がありました。これまでは,例年この研究会に学生発表をさせているのですが,今年は,情報処理北海道シンポジウムで3件の発表があったので,うまく分散できました。これは,指導教員としては一息つけました。

「世界遺産キウス周堤墓群におけるデジタルコンテンツを用いたガイドシステムの開発とユーザ分析」を発表した橋本春樹君がプレゼンテーションスキル賞を受賞いたしました。おめでとうございます。

これで,本研究室は三年連続,通算5回目の受賞となりました。

追伸:

その後,本学のWebページで受賞が公示されました。

「学生が受賞しました」:公立千年科学技術大学

キウス周堤墓群音声ガイドシステムの取材

今年頑張ったキウス周堤墓群にも秋の気配が漂ってきました。もう間も無く,管理事務所も解体撤去されます。

音声ガイドシステムも大活躍してくれました。今後は,多言語対応や埋蔵文化財センター所蔵品をARで表示するなどのサービスの充実を検討しています。3年生が頑張ってくれることでしょう。

さて,そんな様子を北海道新聞さんが取材に来てくれました。研究室のH君もしっかりと取材に応えてくれていました。ちょうど,昨晩,他言語システムの第一弾として札幌国際大学様にお願いしていたデータが届いたので,早速,プロトタイプを作り,記者さんたちにご覧いただけました。頑張った甲斐がありましたね。

久しぶりの対面式学会で学生が発表

昨日(2022/10/15)は、北大で、数年ぶりの対面による学会発表(情報処理北海道シンポジウム2022,情報処理学会北海道支部)に参加してきました。対面での学会は,本当に久しぶり、という感じでした。
研究室からは2組3人が発表に参加し、それ以外の学生たちにも今後の参考にと,全員参加させました。
この学会は、主に、情報処理系の学科などの学部生や大学院生が参加します。いわば、自分達と同じような年代の学生がどのような研究活動を行なっているかを見ることができるので、学生には刺激と参考になったと思います。
この学会の開催は、札幌と道内各地を交互に会場とするので、来年は札幌以外になります。先週研究室配属が決定した三年生たちに、今回の様子を共有しておきましょうか。
さて、私の研究室の学部四年生のうち、残りの4人は11月のPCカンファレンス北海道での発表を目指します。先行した3人の様子を参考にして、より充実した発表にしてくれることを期待しています。

縄文遺跡発掘現場でAR撮影

現在、千歳市の埋蔵文化財センター様と一緒に、キウスの情報提供に関する活動を行なっています。

先日、その打ち合わせを行うことになりましたが、いつもの埋蔵文化財センターや本学の研究室ではなく、何と!現在千歳市内で行われている発掘現場で打ち合わせをすることになりました。

何しろ、発掘現場を見せていただくことなど初めてのこと。ワクワクして現場に行ってみると、小動物用の弓矢の先や土器の破片などがありました。現場は新千歳空港の着陸コースの真下にあり、打ち合わせ中も次々と旅客機が着陸侵入してきました。まさに、空港と縄文遺跡の街、千歳市にふさわしい光景に感激しました。

お願いして、iPhone 12 Pro(LiDER付)を使い、発掘現場の3Dスキャンをさせていただきました(アプリは3D Scanner App)。帰宅後、我が家でAR表示を行い、縄文文化を体感した次第です(笑)。いい体験でした!関係者の皆様、ありがとうございました!

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スマホ管理キーロック

研究室が新しくなり、鍵の管理も変わった。研究室はカードキー、個室は通常の鍵、他にロッカーの鍵など、などやたらとジャラジャラするのが嫌で、後付けでスマホ管理(Qrio Lock)することにした。まずは、個室に付けてしばらく様子を見た。いけそうなので、学生と相談して研究室(元々オートキー)にも装着。学生のアプリには個別に合鍵を付与。実は、この鍵は非常勤先の講師室が使っているので、その意味では3個目ということになる。この時の体験が良かったので、検討した次第。

iPhoneアプリの他に、Apple Watchにも対応しているので、スマホを出す必要も少ない。オートロックもできるけど、心配なのでオフに(笑)。iPhoneを持っていて自分の部屋に近づくと自動的にオープンになる機能は、稀に機能しないこともあるけど、まあご愛嬌。多くはApple Watchで操作。

Apple Watchのアプリの仕様なのか(?)、複数キーを所持する際のインタフェースを改善して欲しい点が一つ。どのキーを操作するのかをスワイプして選ぶ必要がある。近場の鍵を候補に出すなどしてくれると嬉しいのだが。

今のところ順調。

学生がFileMakerで入退室システムを改良

昨年,4年生がFileMakerを使い,研究室の入退室システムを開発してくれました。コロナ禍にあって,学生の入退室状況を把握することが求められているからです。他の研究室では,紙に記入したり,ホワイトボードに書き込むなどしていますが,そこは曽我研究室らしく,という私の要望に答えてくれたものです。FileMakerのコンテストでも受賞するなど,便利に使っていたのですが,新しい研究室に引っ越して,次の機能が欲しくなりました。

各研究室では,学生や教員の入退室状況を名簿の紙にマグネットで示すのが一般的です。でも,せっかくFileMakerで入退室が管理されているのであれば,その状況をiPadで表示するようにすれば良いのでは,ということで今年の4年生が取り組んでくれました。

実験用にiPadは多数あるので,それを使うことにしました。入室管理は,研究室内のiPadに表示されたQRコードを自分のiPhoneアプリで読み取ることで入室処理を行います。

問題が一つありました。それは,廊下側に示したiPadが常に電源がオンの状態になります。これはFileMakerではどうしようもないので,iPadOSのショートカットアプリを使うことにしました。平日の一定時間をすぎると,iPadをスリープにし,ウェイクアップ時刻を設定しておくことで解決しました。

最後の課題は,退出処理を忘れる学生がいることです。これは,次の学生たちへのお土産ということにしましょうか(笑)。

研究の参考用にルンバなど購入

新しい研究室に移り,曽我研究室の学生たちは,毎週金曜日のゼミ終了後に掃除をしています。完成したばかりの新棟なので,きれいな部屋なのですが,敢えてルンバを購入しました。

これは,ルンバのアプリのインターフェースデザインを学生のアプリ構築時の参考にしてもらおうという意図です。

同じような意図で,もう一つデバイスを購入しました。研究室のドアはオートロックになっており,学生らは学生証をセンサーにかざして入室します。私の場合も同様なのですが,他にも自分の個室用に鍵がある(自分の個室にもQrioを付けました)など,ジャラジャラ持ち歩くのが嫌で,スマホで管理するQrioというデバイスを購入しました。

私がマスターキーを管理し,学生には合鍵を渡しました。さらには,ジオフェンスに対応しているので,スマホアプリを使わなくても,ドアに近づくと自動でドアが開く仕様です。正直,後者の認識率はイマイチですが,私は便利に使っています。学生の反応は「学生証でいいんじゃない?」というものでした(笑)。

私の場合,個室と研究室両方に鍵があるので,便利!と言いたいところですが,アプリで解錠する鍵を手動で選択する必要があるので,この点は「イマイチ」です(笑)。とはいえ,ジャラジャラ持ち歩く鍵などが減ったので,私は満足しています。

2022曽我研究室見学会

今年の本学の夏休みは,一般国公立大学と同様,9月いっぱいまでとなりました(秋学期開始が10月1日)。このため,3年生の研究室配属のための研究室訪問期間が長くなりました。現実には,8月上旬の定期試験終了後,秋学期開始ぐらいまでは,3年生は大学に来ない人が多いと思われ(本学の学生のうち6割程度の学生が札幌圏から通っています)ます。このため,私の研究室の見学会も8月第2週までで一旦終了し,9月下旬から再開することとしました。

案の定,定期試験終了日に3年生たちが大勢見学会にきました。あまりにも人数が多いので,研究室を見た後,情報棟一階のスペースで,4年生たちの卒業研究に関する話をしてもらいました。

熱心に4年生に質問する3年生の姿が微笑ましかったです。さて,来年はどのような学生が来てくれるのでしょう。楽しみです。

支笏湖鏡面現象ー独自カメラ設置

支笏湖には年に数回周りの景色が鏡のように映り込む「支笏湖鏡面現象」が現れます。色々なメディアなども取り上げているので,ご存じの方も多いと思います。曽我研究室では,昨年度からこの現象を観光リソースとして扱えないかと,工学的に研究をおこなっています。色々と調査する中で,支笏湖におけるこの現象が不思議な現象であることがわかってきました。

支笏湖鏡面現象の例

波の話ですから,風との関係があるだろうと思い,気象庁のデータや独自に設置した風向/風速センサーなどを使い調べてみました。すると,無風の日でも鏡面現象が出ない日があることがわかりました。

昨年度は,環境省の監視カメラ(モラップキャンプ場)の画像数万枚を機械学習で分析するところから始めたのですが,確かに,地元の方がおっしゃるように春先の朝方に発生することが多いことがわかりました。もう少し,厳密に調査すると,4月から5月の午前10時ぐらいまでに発生することが多いです。どうやら,この現象は支笏湖が水深の深い不凍湖であることと関係がありそうです(分析中)。

ただし,環境省の監視カメラは1時間に一枚しか撮影されないため,もう撮影間隔を短くした画像が欲しいところです。そこで,野生動物などを撮影する4Kカメラを,環境省のカメラと同じ場所に設置させていただくことにしました(設置にご協力いただいたO氏に深く感謝いたします)。

 

今回のカメラは監視カメラより解像度が高く(冒頭の鏡面現象の写真参照),5分に一枚撮影が可能です。さらに,我々の方で自由に撮影時間帯が設定できます。カメラを設置したのは,5月の連休中でしたので間も無く夏至になる時期でした。そこで,環境省のカメラよりも早い時間帯から真っ暗になるまで撮影時間を広げました。この結果,監視カメラが示したよりも鏡面現象はもう少し頻繁に現れることがわかってきました。

ところで,この現象の分析には機械学習を用いているのですが,今年度に入ると,昨年度作成した機械学習モデルの精度が落ちました。しばらく悩んだのですが,どうやらコロナウィルスの感染傾向がやや治ったこともあり,キャンプ場にテントを貼る人の数が増えたことが原因だったようです。キャンプ場のテントも配慮した学習モデルを作り直して,対応しました。

このブログを書いているのが8月です。そろそろ7月分の画像データを回収する時期です。本来,7月は鏡面現象が発生しないはずなのですが,早朝などどうなっているのか,確認するのが楽しみです。