住宅センサーシステム

千歳市内のハウスメーカー様と共同で,住宅センサー(フランスのNetatmo)を用いた研究活動が佳境を迎えています。

先ずは,当初より予定されていた二軒お隣に引っ越し(笑)。これが大変。前日夜から千歳市は大雪に。対象家屋がモデル住宅のため,普段は住人が不在です。そこで,関係者で雪かきです。それも,移設元と移設先二軒分です。この日は札幌も大雪で,私は自宅の除雪を済ませてきたばかり,三軒分の除雪は少々キツかったです。

さて,除雪後はセンサーの移設です。ハウスメーカー様がセンサーに可愛らしいチラシを付けてくれていました(笑)。Netatmoのセンサーはデザインがオシャレなのでメーカー様には好評です。ハウスメーカー様が,外に設置するセンサー用に百葉箱を作ってくださいました!流石は建築業者様!と感激いたしました。

センサーは5分に一回各種データをNetatmoのクラウドにアップロードしています。Netatmoのアプリも大変よくできていますが,我々はFileMaker16がJSON形式をサポートしたので,クラウドにアクセスして独自データベースを構築し,これをiPadで可視化します。

移設後は新居のWi-Fiに設定をし直しました。センサーには個別に名前をつけることができるので,新居の部屋に合わせた分かりやすい名前に設定し直します。

将来的に,複数のモデル住宅に設置することを念頭に,センサーの管理もできるようにFileMakerでアプリ設計を行います。

こうして千歳市の気象情報を目の当たりにすることが多い曽我研究室ですが,とにかく千歳市の寒さには驚かされます。先日など,こちらのモデル住宅周辺の外気温が氷点下15度を下回っていました。

研究を担当しているT君も間も無く研究の取りまとめに入ります。頑張ってください!