オブジェクト指向!

学生さんの”AppleStore Event”が近づいてきました。私自身がSwiftでガンガンとアプリ開発をすることはないはずですが,多少なりとも知っておかねばという思いも兼ねて,書店に行ってはせっせとSwift関連書籍を購入しています(笑)。昨日も二冊購入してきました。これらは私の学生さんが自由に読めるように研究室E106に置いています。

昨日購入したのは以下の二冊です。

ここで,”iPhoneアプリ開発「超」入門”はわかりやすかったです。実は私が引っかかっていたのがオブジェクト指向に関わる部分で,キーワードで言いますと「クラス,メソッド,インスタンス,プロパティ」です。先日もSwiftで簡単なプログラムを書きましたが,非オブジェクト指向なのに嫌気がさしていました(笑)。とにかく,この数行のサンプルにコメントでキーワードを書いて慣れるところから始めています。本学の学生さんたちは楽勝なのだろうなあ…。

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「ジョナサン・アイブ」

ジョナサン・アイブはイギリス出身のApple社のデザイナーで、その功績を称えられ英国王室から「サー」の称号を得ています。彼の書籍が出版されると聞き、Amazonに予約しましたが年末ギリギリに届きました。年末年始はこの本一冊で随分と楽しめました。

その後ネットでは,この本を元にジョナサン・アイブに関する様々な意見が飛び交いました。私の旧知の知人である松田さんもかなり手厳しく(?)お書きになられています。

果たしてジョナサン・アイブの仕事とは?:Apple/Macテクノロジー研究所(松田純一)

個人的には,デザイナーが従来の殻を打ち破り,ものづくりに積極的に関わったケースの一つと捉えています。デザイナーの多くはハコモノや見栄えを考えてくれ,というアプローチで仕事をするケースが多いのですが,現在のジョナサン・アイブを中心とするAppleではデザインに合わせてハードウェアなどが決定されていくような作業工程に見えます。ただし,現実にはデザイナーだけで仕事ができるわけではないので,ハード,ソフトが揃って開発には関わっているはずです。それにしても,従来の流れとは大いに異なっているわけです。

私は,かつて車のデザインカロツエリアに憧れたことがあります。ジウジアーロやピニンファリーナなどです。しかし,彼らの仕事の多くはコーチビルダーとして既存の車種にボディをかぶせる仕事が多かったわけです(もちろん,そうではないケースもあったかもしれませんが)。

繰り返しになりますが,私はジョナサン・アイブというデザイナーが設計の初期段階から積極的,主導的に関わっているのが今のAppleデザインだと理解しているのですが,実際はどうなのでしょうねえ。

ちなみに,この書籍自体の作成も過程も興味深く,その多くはネット上の情報とインタビューを中心に構築されています。

いろいろな意味で興味深い書籍でした。

年の瀬

慌ただしく年末が近づいてきた。

12月17日水曜日は巨大な低気圧が二つ北海道に接近し主に道北や道東で被害がでた。幸い,札幌,千歳付近は予報とは異なり何とか凌ぐことができた。毎週水曜日1講目は三年生による自主ゼミなのだが,さすがに半数の3名しか参加できなかった。

労をねぎらうつもりで自宅にあったクリスマスグッズからボルボより頂戴したサンタクロースとトナカイ,それにお菓子をを置いて,ささやかなクリスマスとしたのだが,残念ながら学生の目につくことは少なかったかもしれない。

もう一つ,ゼミなどで使用している机にサンワダイレクトのUSB6ポート充電器を購入し設置しておいた。

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サンワダイレクト 50W 6ポート USB充電器 急速充電 高出力10A 出力自動判別 ホワイト 700-AC011W
固定リンク: http://www.amazon.co.jp/dp/B00QHOD15Y

10Aあるので複数台のスマホやタブレットを繋げても充電できるはず。殆どの学生が充電器を持参しているが,もし忘れてもケーブルさえあれば大丈夫。その意味ではlighteningケーブルなども数本用意したいところ。ちょっと注目しているのがこちら。かわいいでしょ(笑)。

ダンボー USBケーブル:

というわけで,残念ながら半数の学生とは顔をあわせることなく年の瀬を迎えてしまった。挨拶できなかったのは残念。その代わり(?)大掃除だけはお願いしておいた(笑)。金曜日の3講目に数名で行ってくれたはず。綺麗になったかな?(笑)

年明けにはSwiftのアップルストアセミナー(主催:コンピュータ利用教育学会北海道支部,1月10日,午後1時から)があり,本研究室の学生さんにも参加してもらいます。また,2月には研究室の企画によるアップルストアイベント「カレッジナイト」で学生らのSwift作品の発表を行う予定など,企画が目白押し。学生には大いに青春をぶつけて欲しいと期待している。来年はどんな年になるのだろうと今から楽しみにしている。

AppleStoreイベント/学校の玉手箱終了

久しぶりのAppleStoreイベント/学校の玉手箱Vol.24(CIEC北海道支部主催)が無事終了いたしました。

今回は,少々方向性を変えて「観光」をテーマにお話をさせていただきました。

IT立国フィンランドと観光情報:国際IT教育学会EdMediaに参加して
12月6日(土)5:00 p.m. ―6:00 p.m.
今年6月、フィンランドのタンペレ市で教育関連ITの国際学会EdMedia 2014が開催されました。
このイベントでは、参加したCIEC北海道支部の川名典人氏と曽我聡起氏がその内容をご報告します。
iPadの教育活用事例のほか、旅行に役立つiOSアプリケーション情報など、IT先進国フィンランドにおける様々なIT活用法をご紹介。
大学生、教育関係者、観光関係の方に特におすすめのイベントです。ぜひお気軽にご参加ください。

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次回はAppleが開発した新しいプログラム言語”Swift”についてを予定(2015.01.10, 1:00.p.m.~)しています。ご来場お待ちいたしております。

忘年会/歓迎会(?)

曽我研究室の忘年会/歓迎会を行いました。

他の研究室はとっくに終わっているとのことですが,いかんせん,この研究室には仕切ってくれる先輩がおりません(笑)。三年生が自力で歓迎会(?)を行いました。ということで,来年も自分たちで後輩の歓迎会を行うことになります(笑)。幹事をしてくれたTさん,お疲れ様でした!

場所は千歳市内の「むぎわら一家」。このお店,行ってみると店員はiPad miniを使ってオーダーを取っていました。さらに,支払いもiPadを使ったPOSになっているなど,この研究室にふさわしいシステムでした。ちなみに,「iPad POS」で検索するとたくさん出てきます。

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逆引きSwift(iOS編)

インターフェースビルダーを使わないでパーツを動かすことを試すには以下のサイトが参考になります。それにしても大変なサイトですね。ご努力に敬意を表します。

逆引きSwift(iOS編)

基本的にはXcodeでSwiftのソースコードにコピペしてビルドすればシミュレーターに表示されます。全てを検証したわけではありませんが,画像などのリソースを必要する場合は別途準備が必要でしょう。

MOSAのSwiftセミナーに参加して

NPO法人MOSA(Modern OS Association)によるAppleの新プログラミング言語Swiftのセミナーに,研究室の学生さんや本学の教員,学生さんたちと参加してきました。

【札幌/夜間】最新 Swift1.1対応!Appleの新言語 Swiftセミナー Playground実践編:2014.11.26

参加の様子

【札幌/夜間】Apple 新言語 Swiftセミナー 導入編:2014.10.21

初回は研究室配属が決まる前だったこともあり,大学からは教員2名と学生3名の参加でしたが,二回目の今回は教員2名と学生6名の参加がありました。

Appleの新しいプログラミング言語Swiftの登場は世界中で驚きを持って迎えられました。私としては研究室を立ち上げるタイミングだったので実にタイムリーだと思いました。これまでiOSデバイス/Mac向けのプログラミングにはObjective-Cが使われてきました。これを今から学生さんに習得してもらうには時間的にも厳しい部分があると感じていました。しかし,Swiftであれば,他のプログラミング言語を習得してきた本学の学生さんは何とかなりそうな印象がありました。

何よりもこうして札幌周辺で受講できるセミナーがあるのは本当に有り難いことです。特に今回受講した上記のセミナーは夜開請されたので、学生さん達も授業を終えた後参加することができました。

さて、こうして自習ゼミでiOSアプリ開発に取り組んできた学生さん達ですが、そろそろ成果をだしてもらいたいところです。

研究室書籍

研究室に書籍を二冊購入しました。来週図書館で登録手続きをしますので,来週末には研究室で読めるようになるはずです。自主ゼミなどで積極的に利用してください。

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iPhoneアプリ開発の教科書:

XcodeでSwiftを使って基本的なアプリ開発が一通り記述されています。

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FilaMakerデータベース問題解決ガイド:

iOSデバイスやバーコードなどの利用の仕方など幅広く利用できそうです。

自主ゼミ「Swiftアプリに挑戦」

4週間の期限付きで開始した学生さんの0から挑戦するSwiftアプリ作成ですが,今日が期限です。

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さすがに厳しかったようで,先に紹介したようなサンプルサイトを見つけ出して作るのが精一杯だったようです。もう一踏ん張り欲しいところですね。来年にはカレッジナイトで発表してもらいましょう!

途中,OS XのアップデートなどもありXcodeの環境を整えるのが大変です。今日も自宅のMacではうまくいったiPhoneシミュレーターがログイン時に上手く動かないなどのトラブルがありました。ちなみにゲストアクセスだと問題ありません。Xcodeの時だけゲストアクセスするわけにもいかず,問題解決が急務です。

 

“One app at a time. “Apple

ゼミの学生さんがこちらのブログを読まれていると聞き,慌てて更新します。ありがとうございます。できれば「いいね」などもよろしくお願いします(笑)。

さて,昨日から一年生の選択科目「人間情報科学」を五回行うことになりました。慌ててスライドを作ったところ40枚以上になり,当然のごとくタイムアウト(笑)。特に初回は概論的に入ろうと思い余計なことをしゃべりすぎたかもしれません。最初の授業科目とはこんなものです。

PostPC時代を紹介する内容の中で,昨年Appleが作成し現在はYoutubeでも見ることができる以下のビデオを紹介しました。

Apple – Making a difference. One app at a time. 

このビデオを通じてITが「マシン」から「道具」に変わったことを理解してほしいと考えています。ビデオをみていただいた後一年生などに感想を聞きましたがみんなしっかり見てくれていました。個人的にはパラリンピックでボート競技に出場して銅メダルを取った子の話がジーンときます。特に,最後義足のアスリートもファッションはしたい,とハイヒールを履く際にiPhoneのアプリを使って義足の足首の角度を調整するシーンは涙ものです。彼女にとってこのiPhoneアプリはなくてはならない「道具」以外のなにものでもありません。

こうしたアプリを作るためには世の中と「真摯に向き合う」という人間としての姿勢が大事です。上記動画の例にはアプリ開発者の皆さんも登場されますが,皆さんしっかりと現実と向き合い問題点の抽出を行っています。

色々と考えさせられるところが多い動画です。