【曽我研究室×支笏湖小学校】 みんなで作ろう!支笏湖であえる「ゆるキャラ」ずかん

10月5日に支笏湖ビジターセンターで実施した,支笏湖小学校と本学(曽我研究室)の取り組みについて,本学地域連携センターのページでも紹介していただきました。iPadと市販の「らくがきAR」アプリで作成した子供達の作品動画にリンクを貼ってあります。よろしければご覧ください。

iPadで支笏湖小学校の活動を支援

先日(2021/10/05)、千歳市にある支笏湖(国立公園)ビジターセンターで、千歳小学校(全校児童10名)の児童(1年生から6年生、5名が参加)らに一人一台づつiPadを使ってもらい、アクティブラーニングをしてもらいました。私の研究室の学生(情報システム工学科の4年生、大学院生)らが企画を行い、支援に付きました。活動の様子をNHKが取材し、Webに記事と午後6時台のニュース動画をアップしていたので、こちらに共有します。

当日は、ビジターセンター内に展示された、支笏湖周辺の生態系に関する展示を見て周り、独自のゆるキャラの絵を紙に描いてもらいました。子供達には、iPadのカメラを使ってもらいましたが、中にはビデオ撮影を選んだこともたちもいました。

次に、描いた絵をアプリ「らくがきAR」を使ってスキャンして、キャラクターの動きを動画にしました。事前に作成しておいたKeynoteに動画やこだわりのコメントを挿入して、最後にiPadをテレビに繋いで自慢のゆるキャラを紹介してもらいました。

当初、小学校の先生の中には「一年生にiPadが使えるのか」などの心配する声もありましたが、大人の想像以上にiPadを使いこなしてくれました。例えば、作業を終えた子供達は、友達のゆるキャラの絵を借りて、自分のゆるキャラと一緒に動画を取り込むなど、大学生や大人の想像を超えた行動をしてくれました。改めて、大人が子供の行動に蓋をしていけないと思いました。

小さな小学校の子供達が、美しい支笏湖を背景にiPadを片手に活き活きとアクティブラーニングをする姿をご覧ください。マイクロ小学校ならではの贅沢な活動でした。ご参考まで。

久しぶりに投稿します

新入生から「先生のブログ更新止まっていますね」と言われ猛省の曽我です。

コロナ禍になり,授業準備など猛烈に忙しくなり更新に手が回らなくなりました。もっとも,直近の更新を見るとその前から手が回らなくなり始めた様子が見えます。要するにオーバーフローでした(汗)。

また,様々な事情からツイッターアカウントも手放してしまい,ツイッターも読めない状況になりました。ようやく諸々のことが落ち着きを見せ(コロナだけ終息が見えません)書き込みネタも増えてきたのでブログの更新も頑張ってみます。

どうぞ宜しくお願いします。

オープンキャンパスでプログラミングの模擬講義

今年も高校生向けのオープンキャンパスの季節となりました。本学は,四月に公立大学になり,今回(が最初のオープンキャンパスでもあります。曽我研究室では模擬講義「楽しいプログラミング」を行いました(1時間×2回)。実のところかなり緊張していました。それは、公立大学初のオープンキャンパスであり、どのような生徒が来るのか情報がありませんから、模擬講義のレベルや解説内容をどの程度にしたら良いのか、見当がつかないからです。しかも、今の時代はプログラミング教育の時代、高校でも色々と工夫を凝らしているに違いありません。
結局、iPadを使って、現在本研究室で行なっている、テキスト型とビジュアル型を交えたプログラミング体験をしてもらおうと考え、前者ではSwift Playgrounds を、後者はTynkerというプログラミング環境を考えました。Tynkerは興味深いビジュアル型環境で、一見するとScratchのような、いわゆるブロック型プログラミング環境なのですが、画面上ボタンをタップするだけで、Swift を意識した表記方法に変更することができるというものです。私たちの仮説としては、小学校でScratchに慣れていると、テキスト型への移行時に敷居があるかもしれないと考えています。これをシームレスに乗り越えるにはTynkerのようなテキスト型を意識した方が良いのではないかと考えました。いずれにしても、タイトルにあるように「プログラミングを楽しんでもらう」ことが肝心だと思いました。いずれの環境も高校生にとっては初めてのことで、楽しんでもらえると考えました。
一時間の模擬講義の中で,最初にTynkerを使いプログラミングの基本構造に慣れて貰いました。この際,Tynkerによる表現様式のグループと,Swift Playgrounds表現のグループに分けました。

Tynker(左)とSwiftPlaygrounds(右)にグループ分け。

両者の差が最も大きく出るのが,繰り返し処理の部分です。一般にテキスト型プログラミングでは繰り返しはFor文と変数を組み合わせた表現を用いるのに対し,Scratchのようなビジュアル型では「繰り返せ」のような直接的表現を用います。

Tynkerによる表現
Switt表現

その後,Swift Playgroundsの「コードを学ぼう」を用いて,繰り返し処理を含むプログラミングを体験してもらいました。実際に模擬講義を終えてアンケートを行ってみると,予想通り,多くの高校生が既に何がしかのプログラミングを行ったことがある生徒が多数を占めていました。初めて触れたプログラミング環境でしたが,そこそこ楽しんでくれたようです。iPadを用いてプログラミングするというのも初めての経験だったと思いますが,本研究室の学生による支援は付きましたが,ほぼ問題なくこなせていたようです。何れにしても,多くの生徒が今回のプログラミング授業を楽しんでくれたようです。

SwittPlaygroundsを用いたプログラミング体験

それぞれ,大学選びの参考になってくれれば幸いです。今年は,同じ内容で8月にも模擬講義を行います。今回参加できなかった生徒さんも是非ご参加ください。

学生と被災地に行く

昨年の地震は千歳も,そして自分のすむ清田区にとっても大変な出来事だった。しかし,本当に大変だったのは,言うまでもなく被災地の民さんである。被災地地である厚真町は,我がキャンパスの前の道を車で20分ほどのところである。

地震から一年弱,被災地の人々の苦労を思うと,気軽に訪れる場所ではない。その一方で,ゼミの学生たちには,自分たちのキャンパスから目と鼻の先で起こった状況を見せたいと言う思いもあった。

そこで,先ずは,ゼミのメンバーと安平町にあるスイーツの工場である「北の北の歓洋菓子工房」に行った。ここはその昔家族できたこともあるところで,美しい売店が印象的だった。事前に,学生にアポを取っていたにも関わらず,行ってみると売店は立ち入り禁止になっていた。駐車場の近くに臨時売店があり,行ってみると,元々あった売店は被災して開店できない状況なのだそうだ。臨時売店の店員に色々と話を伺うと,当時の状況がよくわかった。

店内には安平町の新しい道の駅「安平D51ステーション」のポスターがありQRコードがあった。そこで,「着地型観光」の典型的な例として,ここに向かうことにした。残念なことに当時地右派臨時休業。昨日の北海道新聞によると,何と現地に収める機関車(もちろんD51)はようやく「安平D51ステーション」に運び込んだとのこと。

その後,学生らとは厚真町でソフトクリームを購入したり,手作りマグネットを購入して学生にお土産とした。もちろん,地元に貢献したいと思ったのである。

学生たちには,キャンパスのすぐ近くにある被災地の苦労を身近に感じてもらいたかった。大学時代の貴重な記憶にしてもらいたい。

2019年度曽我研究室スタート

2019年度曽我研究室がスタートしました!

どんな研究・社会貢献活動をしてくれるでしょう。大いに期待しています!

今年から,川名典人先生を本研究室の客員教授にお迎えいたしました。早速,4年生の輪講時にゼミに参加していただきました。もともと川名先生は語学教育の大家でいらっしゃる事から,4年生には大いに刺激になったようです。

研究室の伊藤さんたちの取組が「平成30年度学生チャレンジプログラム(情報メディア貢献部門)」に選ばれました

本学のWebページにも掲載されています。

平成30年度学生チャレンジプログラム(情報メディア貢献部門)の認定証授与について:

おめでとうございます

昨年の夏休み前後から取り組み始めたプロジェクトでした(写真は開発の初期段階の様子)。学生たちが日頃利用する本学の食堂では,揚げ物など時間がかかる場合には番号札を手渡し,出来上がり後大きな声で読み上げていたそうですが,学生たちは気になっていた様です。

本システムは,FileMakerを用いて開発されています。食堂の方はiPadのFileMaker Goで管理を行います。音声と映像はiPod touchのFileMaker Goで出力します。正直,FileMakerの使い方としてはかなり異例ですが(笑),ユーザーインターフェースの実装時間を大幅に短縮することができました。本研究室の学生たちやFileMakerのサークルであるFMaCの学生たちが中心となり取り組んでくれました。食堂の方も使いやすいと褒めてくださったそうです。

受賞,おめでとうございます!


学生の卒業研究作品(デジタルガイドブック)がアップルのサイトからダウンロード可能に

本研究室のM君が卒業研究で作成した,札幌国際大学博物館のデジタルガイドブックがAppleの審査を見事に通り,Book Storeからダウンロードできるようになりました。以下のバッジをクリックするとiTunesのサイトからダウンロード可能です。macOS,iOSで利用可能です。

 

2018年度卒業研究発表終了


報告が遅くなりましたら,2018年2月14日に今年のグローバルシステムデザイン学科(今年度が最終年,次年度以降は情報システム工学科になります)の卒業研究発表会(ポスター発表)が開催されました。曽我研究室の学生たちも無事に日頃の成果を発表し終えました。今年の4年生たちは,すでにPCカンファレンス北海道で学会発表をこなすなど,私としては大きな心配事はありませんでした。

例年ゼミの3年生の学生たちには当日の手伝いを通じ,一年後の自分たちをイメージしながら発表会の様子を見るように伝えています。今年は親知らずの抜歯のために参加できなかった一名を覗き,3年生全員が参加してくれました。後日,3,4年生には発表会場での生々しい様子を(笑),共有ファイルに書き込ませました。既に来年に向けた取り組みがスタートしています。

さて,来年はどんな成果を出してくれるのか,楽しみです。

2018:今年購入して何かと役に立ったもの(3)-“Luna Display”など

学会や出張で大いに役に立ったのが以下の電源アダプターです。

AUKEY USB充電器 ACアダプター 60W USB Type-C Power Delivery 3.0 + 5V/2.4A スマホ充電器 MacBook/Pro, Dell XPS, iPhone X / 8 / Plus, Samsung Note8 など対応 PA-Y12
詳細はこちら:

比較においた右はMacBook Pro純正の電源アダプタ。

これはUSB-CとUSBの出力端子を持つもので,MacBook ProとiPad,iPhoneを使うことが多い私にとっては,同時充電が可能な大容量タイプで,大変に重宝した製品でした。

MacBook Proについては,macOS用のアプリ,特にiBooks Authorを使う際にはどうしても持参しなければなりません。これまでは,学会発表などもiPad一つで済ませることが多かったのですが,今年はデジタルガイドブックなどの関係でMacBook Proを持っていくことが増えました。こうしたデバイスでデモをする際に困るのがディスプレイ出力です。最近はHDMIプロジェクタも増えてきましたが,未だにアナログポートしかない場合も多く,結局二種類のアダプタが必要です。これにLightning端子とUSB-C端子が必要となると更に倍の数のアダプタが必要になります。今後はiPad ProもUSB-Cになるので,この点統一されるのはありがたいことです。引用したブログによると,USB-Cディスプレイ出力に対応するアプリ(Keynoteなど)は,ミラーリングのみならずサブモニターとしても利用できるそうで,ますますiPadだけで済ませることが増えそうです。

そんな際に目に留まったのがLuna Displayです。USB-Cタイプのドングルが出たとのことで,早速購入しました。製品はドイツから届きました。送料込みで$89.99でした。

Luna Display:

MacBook Proを持参すること自体は変わらないのですが,Luna Displayを使うとiPadがクラムシェルディスプレイとして使えます。つまり,iPad Proからのディスプレイ出力一つでMacアプリのデモとiPadのデモができることになります。自宅の環境(Apple TV)で試したところ,使えることが分かりましたが,実際に学会などで使ったことはまだありません。新型iPad Proが届いたたら試してみたいですね。

Mac Book Proにドングルを設置。クラムシェルでMacアプリをiPadで操作。
AppleTVにiPadに映ったMacアプリ(iBooks Author)を表示している様子。

これは番外編になりますが,まちライブラリーでプレゼンテーションをしている際の様子です。この時は,様々なグループが発表を行ったので,流石にプロジェクターを持ち込むことははばかりました。MacBook Proの画面を反対側の方にお見せするために,11インチのサブモニター(2017年購入)を使っています。11インチと小型ですが,フルHD対応で様々な端子にも対応しているモニターで,画質も良くプロの写真家もチェックに使われているものです。

・GeChic モバイルモニタ On-Lap 1101P 11インチ/フルHD/(1080p)/24Hz入力対応/フォトグラファー向けモデル
詳細はこちら: 

私の前に置いてあるのが,11インチのサブモニターで,MacBook Proをミラーリング表示しています。

これまた,番外編ですが,私がプレゼンテーションにはKeynoteと言っていることもあり,学生たちはiPhoneのKeynoteでプレゼンすることが増えてきました。実際,学会でもiPhoneで発表した学生がいました。私にとっては数年前から当たり前の光景だったのですが,参加された先生は相当驚かれていました(笑)。

こちらはiPhoneで学会発表する本研究室の三年生です。
こちらは,iPhoneのKeynoteを使い,FileMakerのサークルで発表する一年生です。