一番心配だったのが,OS X Serverとのアクセスです。この研究室ではアカウント管理などをOS X Serverで行っています。Serverのバージョンよりも新しいクライアントにした場合が心配でしたが,無事に認証してくれているようです。いずれServerも10.10にアップデートすることがあるかもしれませんが,しばらくはこのままにしておこうと考えています。
学生研究室のiMacを使ったOS X Serverですが,先日の作業で数ギガバイトのファイルを全てのクライアントでダウンロードする機会がありました。その際のスループットはご覧のような感じです。なお,先にもお書きしたように学生研究室の環境は基本的にはWi-Fiです。この時は古いAirMac Etremeを使っていましたが,今回新しいルーターに変えたので,機会があれば同じようにスループットを見てみたいと思います。
私は今年度からこちらの大学でお世話になっているため,文字通りゼロから研究室を整備する必要があります。先ずは学生さんが使う環境を整える必要があります。今のところ10台ぐらいのiMacなどをお借りして並べました。その上で,これらMacの管理・運用を行うためにOS X Serverを導入しました。これにより,sogaLabを使う学生さんのアカウント管理と開発環境とリソースのバックアップが行われます。
クライアントマシンにはXcodeやiAd Producerなどもインストールしましたが,何れAppleに開発者登録をすることになると思います。幸い,学生さん/大学向けの開発者プログラムがあるのでそれを使う予定です。それにしても,AppleがXcodeやiBooks Authorなどを無料アプリとして配布してくれているのは大変ありがたいです。今のところクライアントに関しては殆ど無償アプリだけで環境が構築されていきます。OS X Serverは購入しましたが,それとて僅か2,000円です。Macは高いという固定観念は捨てるべきでしょう。