学生がFileMakerで入退室システムを改良

昨年,4年生がFileMakerを使い,研究室の入退室システムを開発してくれました。コロナ禍にあって,学生の入退室状況を把握することが求められているからです。他の研究室では,紙に記入したり,ホワイトボードに書き込むなどしていますが,そこは曽我研究室らしく,という私の要望に答えてくれたものです。FileMakerのコンテストでも受賞するなど,便利に使っていたのですが,新しい研究室に引っ越して,次の機能が欲しくなりました。

各研究室では,学生や教員の入退室状況を名簿の紙にマグネットで示すのが一般的です。でも,せっかくFileMakerで入退室が管理されているのであれば,その状況をiPadで表示するようにすれば良いのでは,ということで今年の4年生が取り組んでくれました。

実験用にiPadは多数あるので,それを使うことにしました。入室管理は,研究室内のiPadに表示されたQRコードを自分のiPhoneアプリで読み取ることで入室処理を行います。

問題が一つありました。それは,廊下側に示したiPadが常に電源がオンの状態になります。これはFileMakerではどうしようもないので,iPadOSのショートカットアプリを使うことにしました。平日の一定時間をすぎると,iPadをスリープにし,ウェイクアップ時刻を設定しておくことで解決しました。

最後の課題は,退出処理を忘れる学生がいることです。これは,次の学生たちへのお土産ということにしましょうか(笑)。