ユニバーサルクリップボードを使ってみる

iOS及びmacOSの最新版(iOS10,macOS10.12)以降において「ユニバーサルクリップボード」という機能が使えるようになりました。従来からもサードパーティから同様の機能を実現するアプリはリリースされていたのですが,純正機能として実現できるようになったものです。

以下の動画はユニバーサルクリップボードの一例です。ここではiPad ProでMathPadという手書きの数式をテキスト化(ここではLaTeXに変換)するアプリを使い,数式ができたところでこれをコピーしています。その後,MacでiBooks Authorというデジタル書籍を作成するアプリを起動して数式を挿入するダイアログボックスを開いて,ペーストしています。

MathPadはiPad登場とともにリリースされて注目されていたのですが,今までですと完成した数式(LaTeX, MathMLなど)をメモアプリに貼り付けて同期をするなどの作業が必要でしたが,今後はコピペで済むわけです。これからはiPadをMacの入力ツールとして積極的に連携して利用するアプリなどが登場するかもしれませんね。