昨年度は千歳市内の業者さんと一緒にNetatmo Weather Stationを使い,IoTの実験を行ってきましたが,その後,研究室内のセンサーは放置されたままでした。実は,Netatmo Weather Stationは屋外モジュールと屋内モジュール間で無線通信を行う必要があります。他にも屋外モジュールは雨などが直接当たらないようにしなければならないなど,意外に設置場所に工夫が必要です。
昨年の実験の際は,協力企業がハウスメーカーさんだったこともあり,百葉箱(!)を作ってくださいました。今回は,研究室のM君が卒業研究の傍(?),ペットボトルなどを組み合わせた設置用ベースを作ってくれました。ペットボトルには穴を空けてあります。
上記,ハウスメーカーさんのセンサーは現在も稼働中で,そちらのNetatmo Weather Stationの値と比べると2度ほど高いようですが,これが百葉箱との差かもしれません。やはり,窓に近いことから室温の放射熱が影響しているのかもしれませんね。
NetatmoはAPIの公開にも熱心で,Netatmo Weather Stationのデータもクラウド経由で利用することが可能です。気象情報は意外に有料なところが多いので,この点もありがたいです。
千歳は冬の気温が大変低い日があるなど,気象条件が厳しいのですが,遠隔で確認できるのはありがたいです。モバイルアプリもあります。