iPad Pro 10.5インチを試す

AppleのUXは健在。ボディカラーに合わせた箱の写真を使用

先日,Appleの開発者会議(WWDC)で発表された新型のiPad Proを早速購入して試してみました

左からiPad Pro 12.9インチ,iPad Pro 10.5インチ,iPad Air 9.7インチ

WWDCではiOS11を使ったデモが衝撃的でした。私は「これは,タブレット2.0だ!」とあちこちで触れています(笑)。つまり,iPhoneと同じOSであるiOSを使うiPadはなにがしらiPhoneの制約に縛られることがあります。初代iPadがリリースされる直前に,「大型iPhoneが発表されるのだろう」などと噂されたものでした。その後,iPadの売れ行きにも陰りが見え始めます。そんな中で今回発表されたのが,iOS11 + 新しいサイズのiPad Pro(10.5インチ)だったわけです。
残念ながらiOS11はまだリリースされていないので,届いたiPad ProもiOS10がインストールされていました。「タブレット2.0」についてはiOS11がリリースされた後,改めてこちらでも紹介したいと思います。
さて,iPad Pro 10.5インチを使い始めて最初の感想は「画面が綺麗」ということと「レスポンスが良い」ということでした。

12.9インチと比べるとA4の下数行が切れてしまう。

「画面が綺麗」というのは,今回のiPad Proは,それまで使ってきたiPadと液晶を変更しています。写り込みが少なかったり,色域がP3規格対応になっていたりします。特に画面のリフレッシュレートが120Hzと倍増したことがタッチ操作全般に良い影響を与えていると思います。明るさ設定などを合わせて比べることはできませんが,これまで使ってきたiPadの中で一番綺麗だと思いました。
レスポンスはCPUが最新のものに変更されていることと,先に述べた画面のリフレッシュレートの改善の相乗効果だと思っています。手書き認識文字アプリ「Mezac」を使っているのですが,実に滑らかな描き心地です。もちろん,認識率の向上にも寄与していると思いますし,グラフィックデザイナーの方などは嬉しい仕様変更なのではないでしょうか?