本研究室の高橋勝輝君が学生表彰されました

本研究室4年の高橋勝輝君が卒業式において学生表彰を授与されました。本表彰は全学科を通じて1名のみ選ばれたもので,大変に栄誉なことです。

以下に授賞式の様子の映像や写真などを示します。曽我研究室在籍者全ての誇りです。本当におめでとうございました。

なお,表彰状の文面などは以下の通りです。なお,作成したアプリはFileMakerで作成され,CIFの論文評価の際,審査員がiPadで集計し,集計作業終了と共に優秀者の表彰状が作成されるシステムです。こちらの様子は過去のブログをご覧ください。また,高橋君が作成したシステムはFileMaker社のFMGO/キャンパスプログラムサイトで公開されています。

学生表彰
千歳科学技術大学理工学部
グローバルシステムデザイン学科
高橋勝輝 殿
あなたは本学が主催する国際会議(CIF)を円滑に運営するためのアプリケーションを開発し国際会議の成功に寄与しました。
この取り組みはサービス工学の手本となる素晴らしい取り組みでありここにあなたの功績をたたえこれを表彰します。
平成31年3月16日
千歳科学大学
学長 川瀬正明


2018年度卒業研究発表終了


報告が遅くなりましたら,2018年2月14日に今年のグローバルシステムデザイン学科(今年度が最終年,次年度以降は情報システム工学科になります)の卒業研究発表会(ポスター発表)が開催されました。曽我研究室の学生たちも無事に日頃の成果を発表し終えました。今年の4年生たちは,すでにPCカンファレンス北海道で学会発表をこなすなど,私としては大きな心配事はありませんでした。

例年ゼミの3年生の学生たちには当日の手伝いを通じ,一年後の自分たちをイメージしながら発表会の様子を見るように伝えています。今年は親知らずの抜歯のために参加できなかった一名を覗き,3年生全員が参加してくれました。後日,3,4年生には発表会場での生々しい様子を(笑),共有ファイルに書き込ませました。既に来年に向けた取り組みがスタートしています。

さて,来年はどんな成果を出してくれるのか,楽しみです。

2018:今年購入して何かと役に立ったもの(3)-“Luna Display”など

学会や出張で大いに役に立ったのが以下の電源アダプターです。

AUKEY USB充電器 ACアダプター 60W USB Type-C Power Delivery 3.0 + 5V/2.4A スマホ充電器 MacBook/Pro, Dell XPS, iPhone X / 8 / Plus, Samsung Note8 など対応 PA-Y12
詳細はこちら:

比較においた右はMacBook Pro純正の電源アダプタ。

これはUSB-CとUSBの出力端子を持つもので,MacBook ProとiPad,iPhoneを使うことが多い私にとっては,同時充電が可能な大容量タイプで,大変に重宝した製品でした。

MacBook Proについては,macOS用のアプリ,特にiBooks Authorを使う際にはどうしても持参しなければなりません。これまでは,学会発表などもiPad一つで済ませることが多かったのですが,今年はデジタルガイドブックなどの関係でMacBook Proを持っていくことが増えました。こうしたデバイスでデモをする際に困るのがディスプレイ出力です。最近はHDMIプロジェクタも増えてきましたが,未だにアナログポートしかない場合も多く,結局二種類のアダプタが必要です。これにLightning端子とUSB-C端子が必要となると更に倍の数のアダプタが必要になります。今後はiPad ProもUSB-Cになるので,この点統一されるのはありがたいことです。引用したブログによると,USB-Cディスプレイ出力に対応するアプリ(Keynoteなど)は,ミラーリングのみならずサブモニターとしても利用できるそうで,ますますiPadだけで済ませることが増えそうです。

そんな際に目に留まったのがLuna Displayです。USB-Cタイプのドングルが出たとのことで,早速購入しました。製品はドイツから届きました。送料込みで$89.99でした。

Luna Display:

MacBook Proを持参すること自体は変わらないのですが,Luna Displayを使うとiPadがクラムシェルディスプレイとして使えます。つまり,iPad Proからのディスプレイ出力一つでMacアプリのデモとiPadのデモができることになります。自宅の環境(Apple TV)で試したところ,使えることが分かりましたが,実際に学会などで使ったことはまだありません。新型iPad Proが届いたたら試してみたいですね。

Mac Book Proにドングルを設置。クラムシェルでMacアプリをiPadで操作。
AppleTVにiPadに映ったMacアプリ(iBooks Author)を表示している様子。

これは番外編になりますが,まちライブラリーでプレゼンテーションをしている際の様子です。この時は,様々なグループが発表を行ったので,流石にプロジェクターを持ち込むことははばかりました。MacBook Proの画面を反対側の方にお見せするために,11インチのサブモニター(2017年購入)を使っています。11インチと小型ですが,フルHD対応で様々な端子にも対応しているモニターで,画質も良くプロの写真家もチェックに使われているものです。

・GeChic モバイルモニタ On-Lap 1101P 11インチ/フルHD/(1080p)/24Hz入力対応/フォトグラファー向けモデル
詳細はこちら: 

私の前に置いてあるのが,11インチのサブモニターで,MacBook Proをミラーリング表示しています。

これまた,番外編ですが,私がプレゼンテーションにはKeynoteと言っていることもあり,学生たちはiPhoneのKeynoteでプレゼンすることが増えてきました。実際,学会でもiPhoneで発表した学生がいました。私にとっては数年前から当たり前の光景だったのですが,参加された先生は相当驚かれていました(笑)。

こちらはiPhoneで学会発表する本研究室の三年生です。
こちらは,iPhoneのKeynoteを使い,FileMakerのサークルで発表する一年生です。

2018:今年購入して何かと役に立ったもの(2)-“第4世代Apple Watch”など

今年は驚くほどApple製品を購入していませんでした(笑)。研究目的でiPad(第6世代)やiPod touchなどは購入しましたが,新鮮味はありませんね。

そんな中,唯一と言って良いほどのApple製品がApple Watchの第4世代です。これまで私が使ってきたのは初代モデルでした。これが新しいwatchOSには対応しなくなり,踏ん切りがつきました。発表が数日してからの申し込みだったので,この際に(?)と,ナイキモデルを予約しました。

新(右)旧(左)Apple Watch(笑)。
気に入って使っている文字盤はこちら。本来,文字盤も自作できるようになったのですが,そこまでたどり着いていません(笑)。

これまでもそうでしたが,Apple Watchは一度付けると手放せなくなります。よく「何に使うのですか?」と尋ねられることも多いのですが,殆どあらゆることです(笑)。例えば,スケジュールも知らせてくれますし,その場所への行き先も教えてくれます。しかし,手放せなくなる最大の理由は健康管理だと思います。50分に一度「スタンド」と立ち上がって血流を良くするように促してくれますし,一日の運動量やカロリーの消費量なども知らせてくれます。これらを何とかクリアしようと頑張ることで何とか健康を維持管理しているような次第です。

今一番期待しているのは,アメリカでスタートした心臓の異常を通知するサービスです。日本ではまだ始まりませんが,このサービスを人々がどのように受け止めるのか,気になるところです。

他に,旧モデル使用時には純正革ベルトのバーゲンがあったので購入しました。

バーゲンで購入したApple純正の42mm革バンド。

現在は自分への今年のプレゼントとしてコーチの革ベルトを注文しています。こちらは1月上旬に届く予定です。これらApple Watchの交換バンドは旧42mmが新44mmと互換性があります。それは良いのですが,結局のところ高価な44mmを選ばざるを得ないというのは,明らかにAppleの戦術にハマっています(笑)。

2018:今年購入して何かと役に立ったもの(1)-プログラミング教育関係など

今年も随分と色々な買い物をしました。そんな中から何かと役に立ったものをピックアップしてみました。これは,結構自分に気づくには良い方法でした。今年中心的な研究活動の一つになったプログラミング教育関係の一部をピックアップします。

・Sphero SPRK+ (スパークプラス) プログラミングロボット/STEM / 【日本正規代理店品】 K001JPN
詳細はこちら: 
・【国内正規品】Parrot ドローン Mambo Fly ドローン規制対象外200g未満 垂直カメラ+超音波センサー掲載オートホバリング機能付 PF727078
詳細はこちら: 

・ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング
詳細はこちら:
・新学習指導要領時代の間違えないプログラミング教育 2018年 11 月号 [雑誌]: 総合教育技術 増刊
詳細はこちら: 

黎明期の常として,様々な声があるプログラミング教育を整理する上で「新学習指導要領時代の間違えないプログラミング教育」は役に立ちました。特にRubyの開発者である松本さんの意見は参考になりました。ドローンは数年前に購入したものの買い増しです。これらをオープンキャンパス大学祭などで実際に使ったプログラミング体験会を行い,その様子を学会で発表しました。

プログラミング教育のツールとしては「ルビィのぼうけん」に代表されるアンプラグド型,ロボット(SPRK+,Mamboなど),ビジュアル型言語(Scratchなど),テキスト記述型言語(Swift Playgroundsなど)などに分類でき,通常はこれらを組み合わせて使います。私たちはロボットやドローン)とテキスト記述型言語であるSwift Playgroundsを組み合わせて小学生でも使えるように工夫してみました。

プログラミング教育のセミナーでひとしきりドローンプログラミングを楽しんでいただきました。
日本語とプログラミングコマンドをカードでにすることで,小学生でもドローンプログラミングの体験ができます。

PCカンファレンス北海道で発表したところ,ありがたいことに,研究室の三年生が賞までいただいてしまいました。その後も,北大で体験会を行うなどして,この様子は2019年3月の学会で報告する予定になっています。私自身,今年の夏はプログラミング教育関連のセミナーに随分と参加しました。その度に,熱い盛り上がりを感じました。こうした傾向は2020年に向けて続くものと考えています。

研究室のNetatmo Weather Stationが復活

昨年度は千歳市内の業者さんと一緒にNetatmo Weather Stationを使い,IoTの実験を行ってきましたが,その後,研究室内のセンサーは放置されたままでした。実は,Netatmo Weather Stationは屋外モジュールと屋内モジュール間で無線通信を行う必要があります。他にも屋外モジュールは雨などが直接当たらないようにしなければならないなど,意外に設置場所に工夫が必要です。

昨年の実験の際は,協力企業がハウスメーカーさんだったこともあり,百葉箱(!)を作ってくださいました。今回は,研究室のM君が卒業研究の傍(?),ペットボトルなどを組み合わせた設置用ベースを作ってくれました。ペットボトルには穴を空けてあります。

  ペットボトルを利用したセンサーのベース。

上記,ハウスメーカーさんのセンサーは現在も稼働中で,そちらのNetatmo Weather Stationの値と比べると2度ほど高いようですが,これが百葉箱との差かもしれません。やはり,窓に近いことから室温の放射熱が影響しているのかもしれませんね。

NetatmoはAPIの公開にも熱心で,Netatmo Weather Stationのデータもクラウド経由で利用することが可能です。気象情報は意外に有料なところが多いので,この点もありがたいです。

千歳は冬の気温が大変低い日があるなど,気象条件が厳しいのですが,遠隔で確認できるのはありがたいです。モバイルアプリもあります。

3年生歓迎会(ようやく…)

ようやく曽我研究室3年生(5名)の歓迎会を実施いたしました。3年生お待たせ致しました!

今年は例年になく多くのイベントが重なり,やっと歓迎会を行うことができました。既に,学会発表をしたIさんや,札幌商工会議所のイベントで発表したO君やM君,まちライブラリーのデジタルガイドブックプロジェクトに参加しているNさんやS君などなど。他にも北大のドローンプログラミングセミナーなどにも精力的に参加してくれました。

さて,来年はどんな年になることやら。今からワクワク感満載です!

写真はいつものようにApple WatchでiPhoneのシャッターを切りました。ちなみに,このリモートシャッターですが,海外などではちょっと怖いですね。この時も5mぐらい離れたところにiPhoneを置きっぱなしにしていたので,その気になれば持ち逃げすることもできそうです(冷汗)。

人のライブハウス(まちライブラリー@千歳タウンプラザ)ありがとうございました!

まちライブラリー@千歳タウンプラザの「人のライブハウス」でお話しさせていただきました。初めてのことで勝手がわからないまま,とりあえず「VRで広がるデジタルブック」という話をさせていただきました。本研究室の学生諸君に大いに手伝っていただきながら,iBooks Authorを用いた書籍の作成やリコーシータによるVR撮影の他,私たちが開発してきたVR Widget Makerについて紹介させていただきました。

正直,どれ程の方が参加いただけるのか,全く予想できなかったのですが,入れ替わり立ち替わり,学生を含めると15名近くの方にご参加いただけました。新たなアイデアのほか,繋がりができたのは嬉しい限りです。やっぱり,千歳の規模は丁度いいですね。

ご参加いただいた皆様,ありがとうございました!

研究室年末大掃除

昨日は,今年最後のゼミでした。秋学期のゼミはほとんど千歳市内の「まちライブラリー」の会議室で行ってきましたが,昨日は久しぶりに本学のE106室で,大掃除をしてもらいました。

一言「大掃除をお願いね」と言っただけでしたが,驚いたことに,これまで一度も開けたことが無い窓を掃除してくれました。この窓は,裏が野原になっていて,夏場は大量に虫が発生します。このため,前任の先生がガムテープで目張りをしてくれ,開かずの窓になっていました。今年の学生たちは,このガムテープを綺麗に剥がして窓を開け,両面を拭き掃除してくれました。お陰で綺麗な青空を見ることができるようになりました。

終了後,全員でクリスマスのケーキを食べて,今年のゼミを締めくくりました。冬休み中も多くの課題を抱えていますが,先ずは良い年をお迎えください!

 

とことん楽しむプログラミング!に参加

札幌Swiftさんが主催し,CIEC北海道支部が共催の「とことん楽しむプログラミング!」(拡張デジタル教科書研究会)にゼミの学生共々参加してきました。札幌Swiftさんのフェースブックページを見て思い出しましたが,この写真は5年前に我が研究室の一回生たちがSwiftの講習会に参加した際の様子です(笑)。懐かしいですね。

会場は,札幌に出来たばかりの「さっぽろ創世スクエア」で,私も初めて訪問しました。

当日は,私たちのみならず,北翔大学の学生さんたちも参加されるなど,賑やかな顔ぶれとなりました。

そもそものきっかけは,2020年からスタートするプログラミング教育です。Swift PlaygroundsはPlaygroundsブックというテンプレートを用いることで,デジタル教科書形式のようにしてiPadでプログラミング学習が行えます。その可能性を考えようというものです。

当日は,主催者でありプロのプログラマでいらっしゃる,池田さんによるARを用いたPlaygroundsブックの紹介や,高橋さんによるプログラムの基本的な考え方などの講義に続き,ARを用いた多くの教材などの紹介など,以下のような盛りだくさんな内容でした。これまでにも,多くのプログラミング教育関連セミナーに参加してきましたが,それらの多くは現場の先生や研究者らによるものであり,開発者からの視点は,興味深い内容でした。

池田さんらは,年明けにも引き続き開催していただけるとのことで,是非参加したいと思います。

WWF Free Rivers:ARで、机上に山・川・海を再現し学習するアプリ
https://www.worldwildlife.org/…/explore-wwf-free-rivers-a-n…
https://itunes.apple.com/…/app/wwf-free-rivers/id1349935575…

MERGE CUBE:正六面体のキューブで、AR学習するアプリ
https://mergevr.com/cube

MaBeee:スマートフォンで、電池のオン・オフ(電圧の調整)を制御できるIoTガジェット
https://mabeee.mobi

Froggipedia:ARでカエルの生態・解剖を体験するアプリ
https://itunes.apple.com/jp/app/froggipedia/id1348306157…