曽我研究室PVを作成(して頂く(笑))

実は、2023年7月23日から25日にかけて、曽我研究室始まって以来の大きな出来事がありました。それは、私たちは、クラリス社のFileMakerという開発ツールを使い、様々な活動をしています。そのクラリス社(厳密には、日本ではアップルコンピュータ社クラリス部門になります)が、私たちの取り組みを動画にしてまとめたい、というオファーが届きました。これまでにも、私たちの取り組みは、クラリス社やマイナビ社、日系BP社などによりWebブログなどで取り上げられていますが、動画は初めてのことです。学内的にも研究室対応ということであれば、問題ないとのことで、了解をいたしました。

その撮影が、夏休み直前の、2023年7月23日から25日にかけて千歳市各所にて行われました。撮影に関しては、この期間で行われたのですが、実は、それ以前に2回ほど、関係者が千歳に来られて、打ち合わせやロケハンが行われています。この時点で、ただ事ではないかもしれない、と思ったのですが、実際の収録の様子は、まさにただ事ではありませんでした。

こちらに、収録時の様子を撮影した写真を示していますが、まずは、取材クルーの数が半端ありません。もちろん、機材もそうです。聞けば、飛行機一便では載せきれず、二便に分けたそうです。移動範囲が大きいことから、大きめのバンを含めて数台のレンタカーを使用して、撮影が行われました。

私たちが対応したのは、千歳市埋蔵文化財センター、キウス周堤墓群、本学、ホテル休暇村支笏湖、丸駒温泉です。基本的には朝から晩までの撮影となりました。それぞれにエキストラを配置するなど、何からかにまで本格的な撮影でした。笑ってしまうのが、女子大生風のエキストラは私の研究室の学生、という想定でした。何しろ、私の研究室には女子学生がいないものでして(笑)。

特にしんどかったのが、インタビューシーンです。学生も私も個別に質問に答えるシーンがありましたが、もちろん、無原稿です。言葉も選ぶ必要があり、緊張感がり、終わるとへとへとでした(笑)。

さて、この動画ですが、近いうちに実施されるクラリス社のイベントで全編公開されるそうです。ただ、先日行われた毎日コミュニケーション社のイベントで、前半部分が公開されました。

FileMakerプラットホームお客様事例:公立千歳科学技術大学(支笏湖鏡面現象編)、YouTube

この前後では、鏡面現象の判定などで用いた機械学習の作成やFileMakerでの応用なども紹介されています。

この動画が完成すれば「曽我研究室って何をしている研究室ですか」という問い合わせには、「こちらをご覧ください」と一言で済むようになるはずです(笑)。完成が楽しみです。

縄文まつりとドローン・VR・AR体験

9月30日に開催された「縄文まつり」(千歳市埋蔵文化財センター主催)に,本研究室の学生たちが手伝いで参加し,無事に終了することができました。幸い,天気もギリギリ持ってくれました。

来場者は主催者の想定を上回り,200名を超えました。いずれも,コアな方ばかりで,朝イチで入場され,午後まで全く帰る人がいなかったことに驚きました。

ドローン・VR・ARコーナーも賑わいを見せました。VR体験をされた方の多くは,つけた瞬間から大はしゃぎでした(笑)。また,当初は撮影したVR体験をしてもらうだけの予定でしたが,フライトも希望する方が多く,私有地内(埋蔵文化財センターは元小中学校跡地で目前にグラウンドがあります)で飛行体験もしてもらいました。なお,今回のVRはドローンにRICOH THETAをぶら下げて撮影したものです。撮影アダプタはAmazonで購入しましたが,中国製の3Dプリンターで出力したもののようです。

埋蔵文化財センターからは,四季折々の撮影などのリクエストが多々届いています。可能な限り協力させていただく予定です。

最後に,手伝ってくれた学生たちと一緒にドローンで記念撮影をしました(笑)。

 

「まちライブラリー@ちとせ」の英語表記サービス

まちライブラリー@ちとせ,には何度も通っているのに,ドアに貼られたこちらの英文表記には,先ほどまで気が付きませんでした(反省)。

お伺いしたところ,こちらでアルバイトをしている本学のYさんが書いたとのこと。しかも,この一枚があるだけで,非日本語圏の方がまちライブラリーを利用しやすくなった,とのコメントがあったそうです。素晴らしいサービスです!(→Yさん)

ラピダスで沸き立つ千歳には,これから多くの外国人が来られます。街をあげて,こうした取り組みを共有されてはいかがでしょう?おっと,自分の関係者の一人だったので,市役所と共有しておきます。

美々川を降る

この夏は様々なアクティビティを体験しました。今後,本学の隣にラピダス社が進出した際にも,従業員の皆さんは,この周辺を満喫することができますし,また,そうしたクオリティの高いサービスを提供する業者も数多く現れることでしょう。今回は,本学のキャンパスから流れ出る美々川降りをカヌー体験してきました。

出発点にあった地図で,指を指していますが,スタートは全長6.4kmほどのカヌーコースの後半分で,そこからタップコップ親水公園までの約2kmほどのコースです。実際には,1時間ほどで降って行きます。今回は家族3人で参加して,一隻のカヌーに乗り込みました。3人ともカヌーは初体験でしたが,美々川の緩やかな流れに助けられて,楽しいカヌー体験をすることができました。ゴールには,なんと白鳥が出迎えてくれました。聞くと,この白鳥は群れから逸れており,この近場から離れることはないのだそうです。よくみると,左の翼の角度がおかしく,飛行することは難しそうです。狐などに襲われないと良いのですが。

今回,私たちと一緒に川下りに参加したのは,我々を含めて総勢10名ほどでした。そのうち半数は札幌から来たという中華圏の人たちでした。パドルを握るのは初めての私たちでしたが,後半,少し強い風が吹き始めて,ヨロヨロとしました。この辺りが,ボートの難しさなのかもしれませんね。

乗船時には,貴重品などを入れる防水バッグをお借りして,財布などの類をしまったのですが,ついついApple Watchもしまってしまいました。帰宅後調べてみると,ワークアウトに「パドリング」があるではありませんか!失敗しましたねえ。ワークアウトを損してしまいました(笑)。できるならば,本学のキャンパス方面にも上ってみたいものですが,果たして。

楽しい,夏休みもいよいよ終了が見えてきました。充実した一夏に満足です!

休暇村支笏湖休憩所展示をリニューアルしました

本学,地域連携センターの支笏湖デザインプロジェクトの一環として,以前もご紹介した「テクノロジーで探る支笏湖の魅力 〜AIで読み解く支笏湖の生態系サービスと人々の営み〜」をリニューアルいたしました。

ここでは,鏡面現象の発生予測など,私の研究室が支笏湖をフィールドとして行っている取り組みを中心に,関連事項をパネルでご紹介しています。以前,ホテル休暇村支笏湖さんからオファーを頂戴した際には,取り急ぎ,展示をさせていただきましたが,今回,グラフィックレコーディングのプロフェッショナルでいらっしゃるAkaneさんにお願いしました。

今回の展示は,一般の方を前提としているため「機械学習」などといった専門的な用語を用いたくないために,Akaneさんにお願いしました。

このAkaneさんの取り組みが素晴らしかったです!いわゆるサービスの基本である,ユーザに寄り添った取り組みでした。例えば,この話を最初にお願いした際には,「現場が見たいです」!から始まりました。この瞬間「あっ,このかたはプロだな」と理解できました。現場を見ずに仕事をすると,大抵は本質的な課題を見落とすものです。私が,研究室の学生たちに「現場を見てきなさい」とフィールドワークをさせるのも同じことです。

とにかく,色々なことが沢山あったのですが,先日,無事に作業を終了できました。今回は,しっかりと動線も考えてくださったので,一層,展示がわかりやすくなったと思います。Akaneさん,ありがとうございました!

これから,支笏湖は紅葉の時期になります。展示は10月末日までですが,近くにお越しの際は是非ご覧ください。現在,休憩所が工事中ですが,開館時間中はご覧いただけます(7:00−16:00)。

休暇村支笏湖さんで鹿の群れ!

打ち合わせで休暇村支笏湖さんに来ています。鹿の群れに遭遇しました!もはや奈良公園?(笑)

休暇村支笏湖さんでは、これを体験ツアーに仕立てていました。素晴らしいアイデアですね。伺うと、天気が悪いほど、鹿たちはここに群れてくるのだそうです。支笏湖の謎が増えました(笑)。

素晴らしかった天神バス停の空間デザイン

蜻蛉返りではありましたが、九州大学伊都キャンパスで開かれた学会に、久しぶりにリアル参加して発表してきました。宿泊したのは博多天神周辺で、バスによる移動でした。この際、天神バス停の空間デザインの素晴らしさに驚きました。ちなみに、天神に行ったのも数十年ぶりで、ほぼ初めて行ったも同様でした。
移動に際しては、アップル純正のマップアプリを使いました。公共交通機関による移動を選択すると、近くの停留所である2Bに行き、伊都キャンパス行きのKに乗るようにとの指示でした。天神のバス停はご覧のように、間隔を開けて数多くのバスが利用しています。しかし、統一された旗が歩道に並んでいるので、かなり離れた位置からも停留所番号(2Bなど)を確認できます。停留所に近づくと反対側に行き先の旗があり、自分の利用するバス路線(Kなど)を確認できます。さらに、足元には行き先に応じて並ぶための黄色の線やバスの現在地などもデジタルサイネージで知らせてくれます。
この空間デザインを実現するためには、天神のこちらのエリアを設計する段階から盛り込まないと、実現は困難だったのではないかと思います。とはいえ、どの土地でもローカル線のバス利用というのは意外に個性があり、他の土地から来たものには利用しにくい場合がありますが、天神の例は様々なヒントを与えてくれるのではないでしょうか。ちなみに、私の研究室の学生には、施設の区分け利用に関するヒントがある、としてゼミの学生に解説しました。

羽田の虹

昨日は、羽田乗り継ぎでしたが、降りてきた際、みなさんがボーディングブリッジの片側に集まりスマホを取り出して撮影していたのが、こちら。窓越しなので見えにくいかもしれませんが、虹がダブルで出ていました。ハレーションではありません。中々のスケールでした。