「使えばわかる端末(Mac/iPad)利用の勧め」:曽我研究室

このページは,曽我研究室でiOSやmacOSデバイスを使用するこだわりについて書いています。しかし,本学の学生さんの中には「もっともっと開発に使いたい」という方もいらっしゃると思います。確かに,近年は「ノマド族」と呼ばれる人たちがStarbucksなどでリンゴマークのMacを開いて仕事している様子は世界中どこに行っても当たり前のようになりました。もちろん,曽我研究室でも様々な開発にMacをつくことは多いのですが,以下に面白いブログがありましたので,今回は,これを紹介するにとどめます。エンジニアがMacを使うメリットに加えて,デメリットについても書かれています。参考にしてください。

エンジニアがMacを使う理由:

個人的に,仕事柄,世界中の大学などを巡った際には,そこで学ぶ学生たちの様子をカメラで収めることが多いです。手元にあった写真の中から印象的だったものをスライドにしてみました。最近はiPadやタブレットを持参する学生さんも増えてきました。これは長期的な展望からは必然的な流れだと思います。しかし,全体的にはまだまだノート型PCを持ち歩く学生の姿を多く見かけます。写真を見るとお分かりの通り,リンゴマークが多いですね(笑)。特にニューヨークはApple大国といっても良いぐらいMacを見かけることが多かったです。さすがはビッグアップル!(笑)。ニューヨークでは,ニューヨーク大学とニューヨーク州立大学に行きました。後者は専門学校,短期大学,大学,大学院と幅広い学生層にまたがる総合大学だったせいか,所狭しと置かれたiMacに群がる学生の姿が印象的でした。これらも参考にしてください(写真を選ぶと写真アイコンが開くのでこれを選ぶと写真が全画面で表示されます)。

さて,以下は,曽我研究室の学生によるデバイス活用の「お気に入り」をまとめたものです。本研究室のゼミ活動を通じて,学生は端末を使いこなしています。個別の機能について取り上げていますが,それはあくまでも例であり,結局のところあれやこれやと作業しているうちに,結果的に「これは便利!」と気がついているようです。いずれの学生さんも,曽我研究室に来る様になってから初めてAppleデバイス(iPhoneを除く)を使い始めた学生さんたちです。それぞれ,半年から一年ほど経つと私も知らない様な機能を自由に使い始めています。私自身はといえば,Apple製品は他のOSの製品に比べて,作業に集中できる点がありがたいと感じています。

学生生活における端末の利用例として参考にしてください。

T君(4年生):MacBook Pro, iPad

ポイント1:使用勝手に優れた無料バンドル純正アプリ

macOSおよびiOSには、Pages、Numbers、Keynote(WindowsでいうWord、Excel、Powerpoint)が標準装備されているため、改めて購入しなくてもすぐに使用できる。
Pagesは、テンプレートが豊富にあり、簡単にシンプルでスタイリッシュなデザインのファイルを作成することができます。
Nnmbersは、一枚のポスターにテキストやグラフ、表といった機能を好きなところに配置することができるため整理しながらまとめ上げることができることが素晴らしいです。
Keynoteは、操作が簡単で、シンプルかつ魅力的なスライドを簡単に作り出すことができます。また、これらのソフトは同じApple製品(iPhone,iPad,Macなど)を持っている人に、リンクを送ることで複数人で同じファイルを作成、編集することができるのはとても素晴らしいです。

Keynoteで作成したスライドの例,5分11秒

Pages(Wordのようなワープロソフト)、Numbers(Excelのような表計算ソフト)、Keynote(PowerPointのようなプレゼンテーションソフト,以上まとめてiWorksと呼ぶことがあります)の共有機能は本当に便利ですね。この書類もT君の書き込みに、私は出先からiPhoneで共同編集しています。ゼミの学生には卒研もPagesで書いてもらうことで、私はiPad ProのApple Pencilで修正などの書き込みを行なっています。Keynoteのアニメーション機能はPowerPointに比べ,直感的に操作できるので複雑な動きを簡単に作ることができます。T君のスライドの動きは秀悦でした。サンプルを添付します。(曽我)

ポイント2:秀悦なトラックパッド操作

WindowsPCを使用していた際はマウスを中心に作業を行なっており、トラックパッドは小さく操作しづらかったので、ほぼ使ったことがありませんでした。しかし、マウスとPCを両方持ち運ぶのはとても面倒でした。MacBookには名刺2枚分程度のトラッパッドがあり、iPhoneやiPadと同様に「スワイプ」や「スクロール」、「ピンチ」と言った操作がとてもしやすいです。さらに、3本指や4本指も検知するため、アプリやソフトの切り替えがスムーズに行なえるので作業の効率が非常に高い。MacBookのトラックパッドを使えば絶対にその凄さがわかると思います。

トラックパッド操作のヘルプアニメの例,40秒

T君が述べているように,アップルのノートタイプPCであるMacBookシリーズでマウスを装着して操作することは少ないです。図版を描く際などは利用することもありましたが,今ではiPad ProとApple Pencilを併用する方に移行していきました(後述)。トラックパッド操作のヘルプ動画の一部をキャプチャして挿入してみました。動画で実感してみてください。なお,動画はデスクトップ用の純正トラックパッドを例にしていますが,基本的にはMacBookのトラックパッドも同じ様に振舞います。(曽我)

ポイント3:便利なTouch Bar

Safariでタブを切り替える際にMac Book ProのTouch Barがとても便利です。Touch Barには、ディスプレイがあり、タブ毎の画面が表示されているため切り替えたいタブをすぐに見つけ出し切り替えることができます。また、予測変換や書類作成時などに行なう文字サイズ調整などの機能が使いたい時にTouch Barに表示されるため操作性が高く効率よく作業をこなすことができます。

Touch BarはMacBook Proの一部の機種に装着されているもので,従来のファンクションキーを置き換える目的で作られたものです。もう一つの狙いはiPhoneやiPadなどとの操作性の溝を埋めるために考えられたものです。対応しているアプリが少ないのが難点ですが,使いこなすと便利な機能ですね。(曽我)

Nさん(3年生):MacBook、iPad Pro

ポイント4:AppleTVで画面共有

データの共有や同じ会社のテレビに画面を写すことができる点。簡単に素早く共有出来るのはとてもいいと思いました。私はデザインや色味を見てもらうことも多いのでテレビ画面に写すことが出来るのはとても助かります。

他大学の学生さんらと合同ゼミを行なった際もAppleTVで画面共有しながら作業しました,

研究室でAppleTVを使っている例,49秒

他の研究室でも使っていますが,曽我研究室の大型テレビにはAppleTVを接続しています。iOSやmacOS製品の画面は,一々ケーブルを抜き差しすることなく,ワイヤレスで画面を瞬時に表示・共有することができます。実際の様子を動画にしました。(曽我)

ポイント5:iPad ProとApple Pencilで図版作成

iPad ProはApple Pencilを使って画面上に描くことができます。今までの指で印をつける動作では出来なかった細かい指示もペンで描くことで解消されました。また、パソコンと違って出先や移動中なども,絵を描くことが出来るところがいいと思います。

iPad ProでApple Pencilを使用している例

 

勿論,筆圧にも対応しています。

 

Apple Pencilを使いProcreateアプリでイラストを描いている例,17秒

Nさんは絵を描くことが得意なので,アプリケーション画面の設計やアイコンのデザインなどのインターフェースデザインなどでもiPad ProやApple Pencilを利用しています。彼女が使っているiPad Pro用アプリである “Procreate“を用いて描いたイラストのサンプル動画を添付します。ProcreateはAdobeのPhotoshopに代わり,プロのイラストレーターが挙って使い始めたiPad Pro+Apple Pencil対応のアプリの一つです。なお,Adobe/Appleによると今年中にPhotoshop CCのiPad対応版がリリースされるそうです。AppleはPCの機能の多くをiPadにシフトするという大きな仕事に取り組み始めたことの証がここにあります。

かつて,多くのPCが家庭に入り込んだ時代がありました。私の家でも家族1人以上の台数があったことがあります(笑)。しかし,そこで利用されていたことの多くはWebを見たり,メールを書いたり,ゲームをすることでした。こうした作業の多くはスマホやタブレットに移行し,多くの家庭からPCは消えて行きました。スティーブ・ジョブズはiPadを発表した際(2010)「PC(Mac)がなくなる事はない」と言いました。それはモノづくりを行う上でPCが得意とする分野あると考えたからです。グラフィック制作もそうした分野の一つでしたが,タブレット+高級スタイラスを用いる事はPCよりも自然な行為に近いと見極めたAppleとAdobeの思惑が重なった(商売になる)ということで,この分野もPCからタブレット(iPad Pro)に一気に移行して行きそうです。こうした図版の作成はコンテンツ作成の他,研究資料,プレゼンテーションなどで使うこともあり重要です。(曽我)

ポイント6:Appleデバイスは比較的長寿

iOS、macOS双方に言えることの一つに、Appleはそれぞれの端末寿命を長くしてサービスで利益を上げる傾向にあります。このため、古い機種でも最新のOSをインストールでき、長く使えるのはありがたいです。機種により多少異なりますが、最新のmacOSは2012年モデル以降をサポートしています。7年前の機種でも現役だということですね。少々古い機種でも,ドライブがSSD(一部機種はハードディスクから交換できるモデムもありました)、メモリーが8GB以上であれば、開発作業に支障のない範囲で使えます。また、iOSは 一部機能に制限はありますが、2013年に販売されたiPhone5s以降に対応しています。(曽我)